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クレジットカード決済の与信枠。その仕組みと枠を増やす方法

今ではクレジットカードは、社会人1人当たり3枚以上保有しており、私たちの生活の中で必需品となっています。実際の使用頻度でいうと、オンラインショップで商品を購入する際に8割の購入者はクレジットカードで支払われています。

複数保有する人が増える背景としては、最近のクレジットカードには様々な機能があったり、事業者ごとでカード決済処理の仕方が違ったりと、利用目的に応じて所有する人が増えているためです。

その一方で、カード発行数が増えるとともに、トラブルも急増しています。その防止策として、各カード会社が個人のお客様に対して行う審査があり、与信枠(利用限度額)が設定されます。

では、皆様が普段使われているクレジットカードの与信枠、途上与信について詳しく見ていきましょう。

クレジットカードの与信枠とは信用度の事

クレジットカードの与信枠とは、読んで字のごとくです。信用を与えら得ている枠、つまり、カード会社から信用されている度合い、と思えばいいでしょう。

ここでいう信用度というのは、あなたの人格とは全く関係ありませんので、自分が人間的にダメなのか?と思わないでくださいね。

クレジットカード会社は、利用者に代わって代金を「立て替え」てお店に支払います。それを後でまとめて利用者の口座から引き落とすわけですが、つまり私たちは、カード会社に「借金」をしているのと同じことをしているのです。

カード会社としては、例えば10万円分の貸付をして、それを滞りなく回収したいわけですから、使っただけのものを期限までに返せるのか、返済能力を非常に重視するのです。

つまり、与信枠とは返済能力と考えるとわかりやすいですね。

どのくらいの金額なら無理なく返済ができるのか、その枠が与信枠なのです。

これはカード会社ごとの審査方法があり、カード会社によってまちまちですが、一般的には公開されていません。

学生専用のカードなどは、あまり与信枠が大きくありません。学生の収入といえばアルバイト代くらいですから、月に20万円も30万円も使うことはあまりないでしょう。

企業の経営者などが使うようなカードになると、利用金額も大きくなってくるので、与信枠も最初から高めのものが多いです。

3種類あるクレジットカードの与信枠

与信枠とはその人の信用度、返済能力のことですが、どこを見ればわかるのか。それは、最初にカードが送られてきたときの書類か、利用明細書を見ればわかります。

  • ショッピング枠(一括払い)
  • ショッピング枠(リボ払い、分割払い)
  • キャッシング枠

と、それぞれ金額が書いてあると思います。これが、あなたの与信枠です。3種類ありますが、与信枠はこの3つで振り分けていることになります。

例えば、全体で50万円の与信枠だったとしましょう。

  • ショッピング:50万円
  • (うち割賦払い:20万円)
  • キャッシング:20万円

となっていた場合、通常の一括払いのショッピング枠は50万円ということになります。割賦払いとは、リボ払いや分割払いのことで、通常、一括払いの金額よりも低くなっています。

キャシシング枠を設定している場合は、法律の規定(貸金業法による総量規制)により、年収の1/3までが上限となりますが、他社のキャッシングサービスと合わせてなので、複数枚カードを持っていれば、その分低くなります。

 

ショッピング枠

ショッピング枠とは、買い物に使える金額のことです。50万円なら、カードでお買い物できる金額が50万円まで、ということになります。

分割払い・リボ払い枠

一般的には、「割賦払い枠」と書かれていることが多いです。一括払い以外の支払い方法に与えられている枠ですが、カード会社によってはリボ払いはいくら、ボーナス一括払いはいくら、と支払い方法に合わせて枠が決められています。

この枠は独立しているわけではなく、一括払いの中に含まれているということに注意してください。

例えば上記の例ですと、割賦枠は50万円のうち20万円ということになるので、20万円の品物を分割払いにしたら、割賦枠を使い切ってしまうということ。

全体の枠が50万円あるからといって、同じ月に10万円分の買い物を「今度はリボ払いにしよう!」としてもできないということです。

この枠を把握しておかないと、高額なお買い物をした時に「一括払いしかできない」といった状況になるので、注意が必要です。

キャッシング枠

キャッシングは、急に現金が必要になった時に、ATMでお金を借りられる方法ですが、こちらも枠が決まっていますので、この枠内でしかお金を引き出すことはできません。

先ほども少し説明しましたが、キャッシング枠には法律の規制があり、「年収の1/3まで」という決まりがあります。

この1/3というのは、すべての借入総額に関わってきますので、例えば年収が300万円でカードを3枚持っているから、それぞれのキャッシング枠が100万円、という話ではありません。

まずは、年収に応じた全体の与信枠がありますし、その中でキャッシング枠が決められますので、単純に年収の1/3がキャッシング枠になるわけではない、ということを覚えておいてください。

また、キャッシングとは純粋な借金ですから、収入のない人やアルバイトしかしていない人は、そもそも枠が与えられないことも多いです。

クレジットカードの与信枠の確認の仕方

カードが送られてきたときの書類はないし、利用明細もすべて紙はやめてしまったから、与信枠がどのくらいかわからないという時には、会員専用のページを見てみるとわかります。

全体の枠も、今月いくら使っているか、あといくら使えるかもわかるので、心配な時はこまめにみるようにしてください。

冒頭でも触れましたが、クレジットカードの与信枠とはクレジットカードの利用限度額のことです。

あまり知られていない与信枠の使われ方

カード与信枠を使った決済方法の1つである「仮売上」についてご紹介させて頂きます。

通常のカード決済では即時に決済金額が確定されカード会社で定められている引き落とし日に請求する流れとなりますが、仮売上を使ったカード決済処理時には決済金額が確定されず、個人の与信枠から決済金額を確保できる処理方法になります。

例えば、物販販売をされている事業者では商品が郵送されたのを事業者側が確認出来次第に個人のカードへ請求する場合がございます。
その際には商品の注文時に事業者側で決済金額を与信枠から確定し、(請求はされておりません)商品郵送の確認が出来次第に注文時に与信枠から確保した決済金額を請求する流れとなります。

ですので、与信枠は即時に請求を行わずに一時的に個人の与信枠から請求金額を押さえることができます。サービスをご案内してから請求するような業態の事業者が上記の方法を利用しています。

与信枠ってどうやって決まるの?

カード会社がカード利用者に定める与信枠の決まり方についてご説明させて頂きます。

一般的に保持しているカードのランク、クレジットヒストリーやスコアリングを積み重ねていくことにより与信枠が多くなっていきます。

その他にはスコアリングで属性分けされており、カード利用者の職業によって与信枠が大きくなる場合がございます。与信枠は利用者の信用度に応じて決められるため、未収のリスクが少ない、高収入、公務員、勤続年数等によって、初回に決められる与信枠が大きくなります。